こんにちは、大場です。
先日に続きまして、今回はブルージュ(Brugge)をご案内しますね。
2日目 - Brugge -
水の都と呼ばれるブルージュ。そもそも"Brugge"とは"橋"という意味で、その名の通り至るところに素敵な橋がかかっています。
12〜13世紀頃は、ヨーロッパ第一の貿易港として栄えていましたが、15世紀になるとブルージュと北海を結ぶ水路が沈泥したために、商船が出入りできなくなり、都市としては機能しなくなりましたが、ただその美しい中世の景観だけは、昔のままの形で現在も留まっています。
確かに、一歩町を歩くと、タイムスリップをしたような・・・古い洋画を観ているような・・・どことなく違和感を感じます。
この旅で、一番楽しみにしていたのはノートルダム大聖堂とご紹介しましたが、旅を終えてみてもう一度訪れたいと心から思ったのは、ここブルージュです。
ブルージュ入りをしたのは初日の夕方で、宿泊先のホテルに付いたころは、辺りも薄暗く・・・ということで、夜のブルージュを散策。
クリスマス間近ということもあり、お店の飾りつけもクリスマスっぽく、わくわくしてきます。
ここブルージュは、小さなチョコレート屋さんがたくさんある町。2、3件隣にまたチョコレート屋さんがあることも珍しくありません。
どれもおいしそう!
型抜きチョコレートの大きさが半端ではありません。
おそらく地元の子供たちが描いたであろう、ママの絵。
みんな上手に描けてる。
途中、橋の上から撮ったブルージュのシンボルである鐘楼。夜はライトアップされ、遠くからでも綺麗に観ることができます。この鐘楼のあるマルクト広場は、ヨーロッパでも5本の指に入る美しい広場。鐘楼は広場の南に位置し、東側には州庁と郵便局、北側と西側には屋根の可愛いレストラン・カフェ・銀行が建ち並び、広場の四方どこを見ても美しい風景が目に飛び込んできます。
2日目の朝から早速マルクト広場へ向かおうと思いましたが、せっかくなので、遠回りをしつつブルージュの朝の風景もパシャリ。
8時を過ぎても少し薄暗く、霧がかっています。
河のほとりには白鳥がたくさん。1枚を絵を見ているよう。
途中通りかかった"ベギン会修道院"。世界遺産にも認定されている修道院で、今も修道女たちが暮らしています。天気の良い日に散歩をしたら気持ちがよさそう。
夜とは違い、朝のブルージュはバタバタした様子。
あとで調べてみると、この馬車は観光客用のようで、30分間ブルージュ市内を回ってくれるそうです。(ベギン会修道院の見学含める)
マルクト広場はもうすぐかなぁと歩いていると・・・
さっきの馬さん!(マルクト広場が出発場所だそうです)
こちらがシンボルの鐘楼。高さ88m。336段の石のらせん階段を上れば、四方から町の景色を望むことができます。
ということで、早速鐘楼に上ってみました。
頂上には大きな鐘が。。。
上からの景色を楽しんでいると突然後ろで鐘が鳴り出し、友人も私もビックリ!驚きで手がブレてしまいましたがこれが鐘の音色です。ここから町へ音を届けているんだなぁと少し感動。
この鐘楼の上で、1人の男性と出会いました。彼は、とある大学の教授を引退され、今回奥さんと一緒に旅行へ来られたそうなのですが、ここに訪れたのは3回目。
やはりブルージュという町に魅了され、何回でも来たくなるそうです。変わらない町というのもいいですね。
身長の低い私のために彼が撮ってくれた、鐘楼真下にあるマルクト広場の写真↓
そして、下界へ降りた私たちが次に向かった先は、"聖母教会"。
高さ122mもある大きな教会です。
この聖母教会の中には、あの有名なミケランジェロ作の聖母子像があります。
人の手で彫ったとは思えない程、なめらかな曲線。息がありそうな、今にも動き出しそうな。。。見入ってしまいました。
ブルージュに訪れた際には、是非足を運んで頂きたい場所をご紹介しましたが、ここブルージュは、歩いているだけでも町の景観を楽しむことが出来るのはもちろん、住人の皆さんもとても気さくでフレンドリー。そういった面からもお勧めのできる町です。
今度訪れたときには、3日間くらいの時間をとって、散策をしながらゆったりと過ごすのもいいなぁと感じました。
それでは、次はベルギー最後の街。
ブリュッセルへ・・・